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分解バイクのカウル部分のリサイクル

本日は解体したバイクのカウル(外側のプラスチック部分)の処分へ行きました。

一番大変なのは荷台に載せることではなくて、ネジ一本の金属もあってはいけないということです。完全にプラ単体にしなければなりません。

ビスやその受けの金属が付いていたらいけません。カウルを一点一点確認してから軽トラに乗せていきます。

リサイクル業者さんは細かく砕いてチップ状にするのですが、その際に金属があると機械の刃が壊れてしまうためです。

業者さんの所に到着して分解したプラを下している所です。

この日は混み合っていて直接機械に入れずに、一旦、トン袋に下しました。

 

この様にプラスチックもリサイクルされています。

当方も詳しくは分かりませんが、多くは輸出に回るようです。

金属の様に入札などがあるのかもしれません。

いずれにしてもまた新しい製品に生まれ変わるでしょう!

 

引き取ったバイクの活用例(アドレスV50のエンジンの分解)

 

エンジンヘッドを分解しました。

 

 

シリンダーという部分を外してピストンが露出しまいた。

キズもなく、摩耗もなく使用できる状態でした。

 

この状態、いわゆる『腰下』は廃棄して鉄として再利用されます。

 

 

オイルを抜いて、タイヤを外して地金業者に行く予定です。

 

今回外したエンジンは腰下の故障でした。腰上は無事でした。

腰上が壊れた方にはありがたい部品です。そういう方にこの部品を販売します。バイク屋さんなどが購入します。

まともにエンジンヘッドを購入すると単品だけでも高額です。バルブやカムシャフト、ロッカーアーム等々の一式あるので購入する方にもメリットがあります。

このようにしてエンジンが壊れたといっても、全ての部品が使えなくなるわけではありません。

使える部品は有効活用しております!という例でした。

 

 

 

 

分解した部品の活用例・ヤマハ ジョグ(SA36J)のエンジン換装作業

この日はヤマハJOGのエンジンの載せ替え作業を実施しました。

過走行で圧縮圧力が低下して突然エンジンがかからなくなった車体の修理が入りました。

距離も乗っていたので、エンジンを修理するよりも中古エンジンに載せ替えた方が早い、安い、確実、ということで載せ替えをお勧めしました。

中古エンジンだとバラしてみたら想定より修理代金が膨らむ可能性もありますが、中古エンジンだとそういう心配もありません。

載せ替えるエンジンは回収した車体の部品を使用します。通常は中古市場より調達する必要があって金額的にも高額になりがちですが、幸い手持ちエンジンがあって手間と時間はかかっているものの自社調達ということでリーズナブルな修理代を提示できました。

このようにして回収した部品は活用されています。

 

 

 

 

このような状態でも喜んでお引き取り致します。(ヤマハ JOG型式SA16J)

アッパーカウルがアセてしまっていて退色して白っぽくなっている状態です。

このモデルはオドメーターが液晶なのですが、液晶部分が溶けたように劣化してしまっていました。

シートのスポンジが劣化してしまっています。

放置して劣化により黒いシートの皮が破れてしまうと、下のスポンジは紫外線でもっと早く劣化してしまいます。

スポンジがカステラのような状態となり、どんどん減っていってしまいます。

この車体は後方はベースの白いプラスチック部分が露出しています。

このような状態でもOKです。

状態よりもメーカー・車種でお引き取りできるできないが決まる場合がほとんどです。

是非一度ご相談ください。

ベスパ50Sの解体をしました。とにかくサビがすごい、、、、。。

先日引き取ったこちらのベスパを早々に解体をしました。

サビがひどくて置いているだけで周辺にどんどんサビが落ちてきてしまうからです。

下から見たところ、エンジンは大丈夫そうなのでエンジンと、地面から遠くてサビの少ないハンドルまわりを取ることにしました。

エンジンのケースはアルミ合金でできており、鉄と比べるとサビの耐性ははるかに高いので生き残ることができました。

まずはタンクを外すのですが、締結しているボルトが外れない、、、、。上下から掴んで外そうとしてもボルトの方が折れてしまいました。

力技でフレームごとタンクと一緒にちぎるような形で外しました、、、。

(タンク内に腐ったガソリンも残っており火花のでる電動工具の切断作業は危険と判断)

解体作業中はとにかく床にサビがこんな感じでどんど落ちてきました。

悪戦苦闘でしたが、なんとかエンジンが下りました。(雑な感じですが)

クランクケースの形状がエンジンハンガーと一体成型で独特です、、、、。

部品がとり終わりました。

ウチじゃなかったら車体丸ごと捨てられていただろうよ、、、。

80年代の車体のようですし、エンジンを救出できた満足感はありました。

ベスパは拘って乗っている方が多いので、きっとエンジンもしっかり整備して乗ってくれると思います。

ということで、今回の解体は工具よりもホウキとチリトリの方が活躍した作業でした。