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ヤマハ マグザム(SG17J)を処分しました。

フロント事故のマグザムを引き取りました。画像のフロントタイヤの方向がおかしいのがお分かりでしょうか?

ビッグスクーターは年式を経過すると需要が弱くなりパーツとしても再利用できる部分が少なくなって、無料引き取りが難しくなることも多いです。

今回の車体は事故車ということもあって、3人でないと乗せれないという状況もあって心苦しいですが無料引き取りができない状態でした。

相談の上有償引き取りとなりました。

引き取り後はバッテリー、ガソリン、クーラント、エンジンオイルを抜いて早々に地金屋さんに持ち込みました。ビッグスクーターはその名の通り大きいので場所をとってしまいます、、、。

液体類を抜くだけけでもけっこうな時間を要しました。

地金屋さんに持ち込んだ時の画像です。

地金屋さんもプラ部品を取り外すのに人件費がかかるのでその時の市況にもよりますが、持ち込み時点では顔なじみでも無料で引き取ってもらうのが精一杯な状況でした。

軽トラから重機で下しました。

地金屋さんのスタッフが外装のプラ部品を取り外して分別して各素材として再利用されていきます。

主には鉄が最終的に国内外の製鉄所に行って鉄として再利用されます。

外装などのカウル類は別の中間業者さんの所に持ち込まれていきます。

本日の引き取り

本日は同じ方から5台の車両を引き上げました。

一度には軽トラに乗りきらなかったので二往復しました。本来はお断りする車種もありましたが複数台出してもらえるのでサービスしました。

長年放置していてコケだらけというような状態でしたが有効活用致します。

プラスティックの処分 リサイクル業者さんへの持ち込み

この日は分解したバイクの外装部品をリサイクル業者様へ持ち込みました。

 

 

ネジ一本の金属も入っていてはダメとのことでプラスチックのみに分別しています。

 

粉砕圧縮機?のようなコンベアーに乗せていきます。

奥では粉砕・圧縮されて驚くほど嵩が減ります。

 

Z4 のエンジンの分解

走っている途中で止まったホンダZ4のエンジン分解を実施しました。

キックが軽くて、焼き付きか圧縮漏れと当てとつけました。

キック時にクランクシャフトのクランクベアリングの異音はないので、取り外していきます。

エンジンを下した状態です。分解していきます。

ラジエターやフライホイールやジェネレーターなど取り外していきます。

ヘッドカバーを開きました。 うーん オイル交換を怠っていた感じです。

 

ヘッド取り外しました。カーボンを噛んでいるようです。

燃焼室内にかなりカーボンがかなり堆積していました。

このエンジンは水冷ということもあって、ここまでの物は珍しいです、、、。

プーリーケースも取り外しました。

この状態でバランスをとって倒れずに立ってくれます。

 

 

前後分解のクランクケースを割っていきます。

お目当てのクランクシャフトを取り外せました!

触診でもクランクベアリングは痛んでおらずよかったです。

新品でこの部品を購入すると高額です。

中古部品でも需要はあるので取り外しました。

こんな感じで需要のある部品などをリサイクルします。

 

トゥデイ FI車 圧縮漏れ の修理(キックが軽くてエンジンが始動せず)

回収した車体の圧縮漏れの修理を実施しました。メーカー関係なくでる症状ですが、ホンダのトゥデイやDIOのFI車前期型はそんなに距離を乗っていないのにこの症状が出てしまう個体があります。この車体もそうでした。 そのまま放置されてしまってました。

圧縮漏れというのはエンジンの故障の名称で、症状としてはキックが軽くなってエンジンがかからなくなります。

これをキチン各所点検しながら直すと一日作業に近い時間が必要です。いわゆる『腰上オーバーホール』です。

相応の工賃もかかりますし、エンジンダメということで修理自体をしないショップも多いです。

しなかった車体はほとんどが海外に輸出されています。この修理をすることによって国内で再販できます。

近年排ガス規制の影響で新車価格があがってきたり、2025年5月には50㏄の生産も終わるみないなので、お金をかけてもやる価値がでてきています。

この症状が出た方の修理も受け付けていますよ。

エンジンをおろして、ヘッドをばらして、バルブを取り外していきます。

エンジンのヘッドを外してピストンを外したところです。

この緑色のガスケットを剥ぐのに一番時間がかかるのです、、、、、。

圧縮漏れの原因であるシートの擦り合わせという作業をしていきます。

専用の研磨剤を塗布してカーボンを落としていきます。

タコ棒を使って擦り合わせている所です。これでカーボン噛みが解消されて、エンジンのかかない原因が無くなります。

撮影し忘れましたが、燃焼室内は真っ黒でした、、、。

バルブステムシールというこんな部品も交換します。この部品が劣化するとオイル下がりといって、白煙がモクモクでたり、オイルが減っていったりします。こんな小さなゴム部品が重要な役割を果たしています。

ピストンの溝や径を測定して再度使用可能と判断してケミカルで汚れを落としました。

 

あとは組んで完了です。無事にエンジンかかるようになりました。