

先日引き取ったこちらのベスパを早々に解体をしました。
サビがひどくて置いているだけで周辺にどんどんサビが落ちてきてしまうからです。
下から見たところ、エンジンは大丈夫そうなのでエンジンと、地面から遠くてサビの少ないハンドルまわりを取ることにしました。
エンジンのケースはアルミ合金でできており、鉄と比べるとサビの耐性ははるかに高いので生き残ることができました。
まずはタンクを外すのですが、締結しているボルトが外れない、、、、。上下から掴んで外そうとしてもボルトの方が折れてしまいました。
力技でフレームごとタンクと一緒にちぎるような形で外しました、、、。
(タンク内に腐ったガソリンも残っており火花のでる電動工具の切断作業は危険と判断)
解体作業中はとにかく床にサビがこんな感じでどんど落ちてきました。
悪戦苦闘でしたが、なんとかエンジンが下りました。(雑な感じですが)
クランクケースの形状がエンジンハンガーと一体成型で独特です、、、、。
部品がとり終わりました。
ウチじゃなかったら車体丸ごと捨てられていただろうよ、、、。
80年代の車体のようですし、エンジンを救出できた満足感はありました。
ベスパは拘って乗っている方が多いので、きっとエンジンもしっかり整備して乗ってくれると思います。
ということで、今回の解体は工具よりもホウキとチリトリの方が活躍した作業でした。
この日引き取った車体はビンテージバイクのベスパ50Sです。
状態はかなりサビが進行していた車体でした。
ビンテージバイクで国内モデルとは異なり車重も重く、センタースタンドを上げた時のバランスも悪く、イタリア製のため色々と独特です。
上の画像はフロントホイール付いていませんが、移動時にサビで外れてしまいました、、、。
こんな感じです。
国産スクーターだとセンタースタンドをするとリアタイヤが浮いて、フロントが接地しますが、このベスパ50は逆です。
なのでフロントホイールが外れていてもバランス良くスタンドを上げた状態が維持できます。よかった、、、。
ステップ部分はサビがかなり進行して残っている方が少ないという感じです。
ボディにもかなりサビがきています。地面からの湿気が原因なので下側からサビが来ています。
この車種はビンテージバイクということもあって根強いファンがいてリサイクル部品の引きも強い車種だったので引き取りが可能となりました。
バイクを移動させるとサビがポロポロを落ちてきて掃除が大変でした、、、、。